2023美瑛富士点検パトロール実施報告


(第1回) 山のトイレを考える会

 実施日:2023年6月25日(日) 参加者数:7名。 実施報告書(pdfファイル)

携帯トイレブース冬囲い外しにあわせて実施(2023.6.25)


(第2回) 大雪山国立公園パークボランティア連絡会

 実施日:2023年7月9日(日) 参加者数:7名。 実施報告書(pdfファイル)

パークボランティアと環境省の皆さまお疲れ様でした

カウンターは3385。誤操作?
ドアの外側に穴

アンモニア臭がした。直接排泄?
古い看板、残置食料は回収

小屋裏に使用済み携帯トイレが残置
新調された収納ボックス

美瑛富士避難小屋には前日10数張りのテントがあったそうで、汚物散乱が懸念されましたが、回収は1つのみ。大多数の方が携帯トイレ利用に協力してくれているのではと感じました。カウンターは誤操作防止の部品は付いてましたが、数値はなぜか3385となっていて、誤操作があったものと思われます。(報告:丸本有馬さん)


(第3回) 札幌山岳連盟

 実施日:2023年7月16日(日)~17日(月) 参加者数:4名。 実施報告書(pdfファイル)

札幌山岳連盟の皆さま、荒天の中お疲れ様でした

ご操作防止用のため“ボタンを押す”掲示
カウンターは3415。その後ゼロリセット

ご操作防止用の工夫を山のトイレを考える会からお願いされ、“ボタンを押す”をラミネートで作成して掲示しました(報告:野田耕市さん)


(第4回) 日本山岳会北海道支部

 実施日:2023年7月22日(土)~23日(日) 参加者数:3名。 実施報告書(pdfファイル)

1泊2日の点検パトロール。ありがとうございました

汚物とティッシュがあり回収
携帯トイレブース、小屋とも綺麗だった

土日に1泊2日で活動を実施しましたが、土曜日は登山口の駐車場は超満車状態、テント場も19張で空きスペースがない状態でした。小屋は我々含め宿泊者7名でかなり余裕がありました。テント場の草付き、水流跡の2カ所に数日前のものと思われる排泄物と紙が放置されていたので回収しました(報告:藤木俊三さん)


(第5回) 北海道山岳連盟

 実施日:2023年7月30日(日) 参加者数:12名。 実施報告書(pdfファイル)

多くの人の参加、ありがとうございました

分担してパトロールしたがトイレ痕はゼロ
回収ボックス内はほぼ満タン

参加者が多数のため2名1班体制でかなり広いエリアをパトロールしたが汚物や使用済みテッシュの回収はなかった(報告:内藤美佐雄さん)


(第6回) 道央地区勤労者山岳連盟

 実施日:2023年8月20日(日) 参加者数:11名。 豪雨ののため中止

登山口。最初から雨。頑張ったが天然庭園で断念

白金温泉の回収ボックス
8月8日に環境省でゴミ投棄禁止の掲示
ゴミ・缶が捨てられていた(涙)

十勝岳温泉の回収ボックス
8月8日に環境省でゴミ投棄禁止の掲示
十勝岳温泉の回収ボックスの中

白銀荘の回収ボックス
白銀荘の回収ボックスの中

十勝岳望岳台の回収ボックス
十勝岳望岳台の回収ボックスの中

余程、気圧が不安定だったのだと思います。回収BOXの点検は前日に行いましたが ゴミ(缶など)が捨てられていましたので、労山の会員は憤慨していました。
当日は雨具を着て5時45分に登山ポストをスタートしましたが、雨は降り続けていました。11名(19名の内6名が辞退、1名は連絡役で留守番)は元気に登りましたが、7時40分頃から雨が滝のように降り、登山道は川になり、窪みはプールとなり登山靴が沈没しました。様子を見ながら登りましたが、全身ずぶ濡れで、悪寒を感じる人も出てきたので、天然庭園で撤退を決め下山しました。(報告:伊吹省道さん)


(第7回) 道北地区勤労者山岳連盟

 実施日:2023年9月10日(日) 参加者数:6名。 実施報告書(pdfファイル)

点検パトロールのついでにオプタテシケ山に登りました

ゴミはなく綺麗でした
避難小屋の看板が破損していました

登山者のマナー向上と各山岳団体などの協力により、小屋とトイレブース周辺は、ほとんどゴミや汚れはありませんでした。石垣山の登りの途中に汚物があったので、オプタテシケ山の帰りに回収しました。(報告:大場智行さん)


(第8回) 北海道山岳ガイド協会

 実施日:2023年9月26日(火) 参加者数:2名。 実施報告書(pdfファイル)

道山岳ガイド協会の鳥羽さん、前田さんいつもありがとうございます

避難小屋周辺を清掃
仮設ブース。常設ブースは塗装工事中

古いビニールゴミなどが落ちていた
回収ボックスの中にダンボール(涙)

常設ブースは塗装工事中で、仮設のテントブースが設置されていた。ティッシュや汚物は無く携帯トイレの利用が定着していると感じたが、古いビニール袋などが多数あり回収した。また小屋内の残置物も回収。白金温泉の回収ボックスは施錠がされていないで、空き缶、タバコの吸い殻、ダンボールが投棄されていた(報告:鳥羽晃一さん)


(第9回) 山のトイレを考える会

 実施日:2023年10月1日(日) 参加者数:6名。 実施報告書(pdfファイル)

環境省2名、美瑛山岳会3名、山のトイレを考える会6名が集まりました

塗装がされ綺麗になりました
沢形の所も点検しました

古いゴミはありましたが概ね綺麗でした
冬囲い作業

マニュアルどおり順調に作業できた
厳しい冬の自然条件に耐えられるか

午前中は比較的晴れており、作業も快適に終了したものの、下山時には強い雨に当たりました。小屋周辺のゴミ拾いは、かなり念入りに行った結果、明らかに古いゴミやガラス片等を10個程度回収しました。最近と思われるゴミはウエットティッシュ1個のみで、マナーは守られ、快適なエリアとなっています。環境省と美瑛町によるブースの冬囲いの手伝いも行いました。マニュアルが作成され、資材も必要十分に準備されていましたので、作業も順調でした。来春に異常がなければ、以後は本マニュアル通りに誰でも一定水準の冬囲いが可能になると思います(報告:杉下圭史)