新冠ポロシリ山岳会によるトイレの維持管理


 幌尻岳の新冠川コースは「新冠陽希コース」として2017年7月8日に命名され、ますます人気が高まっています。国道235号線から約60km入るとイドンナップ山荘があり、ここに駐車。イドンナップ山荘の横に新しいゲートができ、そこから約19km歩くと登山口となります。
 登山口には避難小屋「新冠ポロシリ山荘」があり、外にトイレ棟が設置されています。「新冠ポロシリ山岳会」(会長:松本健氏)がイドンナップ山荘とともに維持管理を行っています。
 小屋の維持管理協力金は一泊1名1,000円となっています。また、山岳会で自費購入した可搬型のトイレ汲取機(バキューム)で汚物を汲み取り、街まで運搬して処分しています。
 この汲取機整備費の支援も呼びかけています。またトイレの糞尿の減量化と悪臭を軽減するため、発酵菌(㈱シテック製)を便槽に投入し効果を上げているようです。
 詳しくはネットで「新冠ポロシリ山岳会」を検索してください。ご支援宜しくお願いします。
                     (山のトイレを考える会 仲俣記 2017.9.22)


(写真取材協力:鈴木貞信さん:2017.9.4~6撮影)

イドンナップ山荘内にトイレ洋2、小1あり


ポロシリ山荘とトイレ棟トイレ棟

簡易水洗トイレ(小)簡易水洗トイレ(和式)

便槽内にトイレットパーパー以外は入れない

外にも簡易水洗トイレあり外の簡易水洗トイレの中

簡易トイレの説明汚物袋収集箱。携帯トイレは持ち帰る


トイレ汲取機(バキューム)による汲み取り作業
(写真提供:新冠ポロシリ山岳会)

バキュームは新冠ポロシリ山岳会で購入

新冠ポロシリ山岳会による汲み取り作業。汚物は軽トラで運搬、街で処分。