携帯トイレ回収ボックスの標準化

山のトイレを考える会(最終更新日:2020.8.5)


コロナ感染防止のために携帯トイレ回収ボックスの中に環境省等の協力を得て
洗濯カゴ(当会で購入)を設置しました(2020.6.27~7.16)

 大雪山国立公園携帯トイレ普及宣言を実効あるものとするために、私たちは携帯トイレブースと同じように携帯トイレ回収ボックス(以下回収ボックス)が重要と考えています。
 回収ボックスは2000年に旭岳と層雲峡のビシターセンターに設置されたのが最初です。その後、順次設置箇所が増えてきました。 現在、大雪山国立公園の主要登山口11箇所に設置されています。これから設置箇所を増やす検討も必要です。

 回収ボックスにはいろいろな形(商品)のものが設置されており、ゴミ箱では無いことを注意喚起する掲示表示もまちまちです。外国人に対応した多言語表示のものもあります。 維持管理をしている自治体等の担当者は2~3年で異動します。回収ボックスの本体も掲示物も経年劣化し、見難くなり、また剥がれたりします。ラミネート加工した掲示物や回収ボックス本体の取り替え時に参考となるよう標準的なものを提案します。


回収ボックスの標準化案

(1) 回収ボックスの中に洗濯カゴ(蓋の無いカゴ)を入れる。廃棄物収集者が携帯
  トイレに直接触れることなく回収でき不快な思いをしなくてよいし衛生的である
(2) 海外の登山者も多く訪れるので掲示は多言語表示とする
(3) ゴミ箱で無いことを明示する
(4) 多くの観光客が訪れる場所は施錠する


携帯トイレ回収ボックスの標準化(案)   携帯トイレ回収ボックスの設置状況

掲示表示サンプル(印刷しラミネート加工して使ってください)     


              
旭岳ビジターセンター

エントランスに設置(2020.7.13)
オシャレな回収ボックス(2020.7.13)

洗濯カゴを設置(2020.6.20環境省)
結構満杯(2020.7.19)


              
層雲峡ビジターセンター

カウンターが付いている(2020.7.3)
洗濯カゴを設置(2020.7.3環境省)


              
愛山渓温泉

回収ボックスの全景(2020.7.10環境省)
洗濯カゴを設置(2020.7.10環境省)

回収ボックスの掲示(2020.7.30)
少ないが利用されている(2020.7.30)


             
白金温泉(美瑛富士)

新しくした掲示表示(2020.6.27)
鍵番号の対応(2020.6.27)

ダイヤルキー(2020.6.27)
結構満杯状態(2020.7.26道岳連)


             
十勝岳望岳台防災シェルター

十勝岳望岳台防災シェルター
掲示表示を追加(2020.6.27)

多言語表示(2020.6.27)
洗濯カゴを設置(2020.6.27)

洗濯カゴの中(2020.7.13)
結構利用されていた(2020.8.3)


              
吹上温泉(白銀荘)

白銀荘キャンプ場前(2020.6.27)
掲示表示を追加(2020.6.27)

南京錠・鍵は白銀荘から借りる
洗濯カゴを設置(2020.6.27)


              
十勝岳温泉

Before(2020.6.27)
両面テープの糊を剥がす

After(2020.6.27)
回収ボックスの中(2020.6.27)


              
高原温泉

ヒグマ情報センター(2020.7.3環境省)
洗濯カゴを設置(2020.7.3環境省)


              
トムラウシ温泉

公衆トイレ前(2020.7.16環境省)
洗濯カゴを設置(2020.7.16環境省)


              
トムラウシ短縮路

バイオトイレ前(2020.7.15環境省)
洗濯カゴを設置(2020.7.15環境省)


              
ニペソツ山(幌加温泉)

トイレ横の回収ボックス(2019上士幌町)
洗濯カゴを設置(2020.7.13環境省)