大雪山・赤岳登山口(銀泉台)
木製携帯トイレ回収ボックス設置

 設置日:2021年6月26日(土)   報告:山のトイレを考える会 仲俣善雄


 大雪山の赤岳はコマクサなどの花も咲き乱れ、紅葉シーズンは特に人気があります。年間の登山者数は約10,000人。日帰り登山者も多いですが、縦走下山者もいます。
 環境省では2年続けて紅葉シーズンに仮設携帯トイレブースを赤岳山頂付近に設置しました。大雪山国立公園携帯トイレ普及宣言が発出されてから、携帯トイレの利用者も大変多くなりました。
 携帯トイレを使用しても回収する所が無いと自宅まで持って帰り処分するしかありません。ましてや公共交通機関を利用した登山者は処分に困ります。私たちは携帯トイレを使用する環境をすこしでも整えるよう、行政と一緒になって取り組んでいます。
 今回、銀泉台登山口に大雪山で初めて木製の回収ボックスを設置しました。耐久性など不安もありますが、トイレや周辺の景観にマッチした温もりのあるものを目指しました。当会運営委員の友人にDIYで製作していただきました。
 この回収ボックスは上川町に寄贈、維持管理、使用済み携帯トイレの回収・処分を担ってくれます。

(備考)ほっくー基金 北海道生物多様性保全助成制度の助成金で製作しました。


大雪山・銀泉台登山口の公衆トイレ前に設置した携帯トイレ回収ボックス

組み立て作業開始
扉は前開きにした

利用数カウンター取付け
強風で飛ばされなようアンカーで止める

大雪山で木製は初めて。天板はトタン
側面から見た回収ボックス

製作者の中村磨氏。DIYで製作
多くの人が利用されることを願っています