美瑛富士が日本山岳遺産に認定
(山と渓谷社)

(2016年10月15日)

新聞掲載


 日本山岳遺産基金は2016年度の日本山岳遺産に美瑛富士(1888m)を認定しました。基金は登山専門誌を発行する「山と渓谷社」が2010年に設立しました。

 「日本山岳遺産」とは、次世代に伝えたい豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有し、それらを守り、活用するような地元の活動が盛んな山や山岳エリアを、日本山岳遺産基金が認定するものです。

 美瑛富士のトイレ問題に早くから着目して、解決に向けた当会の地道な活動が評価されたものと思います。これらは美瑛町や上富良野町、北海道の山岳団体、環境省、林野庁、北海道など多くの皆さまのご協力があって認定されたものと思います。

 美瑛富士の麓にある美瑛富士避難小屋は野営指定地でもありますが、トイレがありません。大雪山と十勝連峰を縦走する人、白金温泉や十勝側の各登山口からのオプタテシケに山登る人の重要な宿泊拠点、避難場所でもあります。

 2015年から携帯トイレブースや回収ボックスを設置して、携帯トイレの使用をお願いしていますが、まだ、道半ばです。遺産認定を励みに、ティッシュや汚物散乱のない快適な避難小屋、野営地となるよう活動を続けていきたいと思います。


2017年2月25日に東京で開かれた「日本山岳遺産サミット」でこれまでの取り組みを報告しました。

発表資料(プレゼン)

サミットには約70名参加
当会の活動を発表

認定式を終えて(もう1団体は福岡県の嘉穂アルプスの嘉穂三山愛会です)


美瑛富士トイレ問題の取り組みについて

2016.9.25 携帯トイレブース撤収を終えて