2004山のトイレデー利尻山

報告:利尻礼文サロベツパークボランティアの会 大野陽子

鴛泊コース班

・参加者  梅田京子 大野陽子(PV)
・出発 鴛泊登山口 6:40
・下山 同上     17:00
・活動時間  10時間20分
・使用済みちり紙  約50個
・使用済み携帯トイレ  2個

6:40  登山口よりゴミを拾いながら登山を開始する。甘露泉付近にも最近のゴミや古い布などのゴミが落ちている。人が立ち止まる場所には決まっていくらかのゴミがあると感じる。

4合目  休む場所周辺にはゴミが散乱している。食べた後のゴミが多い。梅田さんと二人でゴミ持ち帰りの立て札が必要かも、と話し合う。年数の経っているビニール袋や布製のゴミを土から拾う。梅田さんは、 「例年このコースは帰路になる事から夕暮れでゴミが見えにくいけど、今年はゴミが良く見える。登りという目線の違いもあるのかも。今年で古いゴミは無くなるね。」と教えてくれた。

5合目手前  踏み分け道があるので辿って行く。使用済みチリ紙散乱している。7個拾う。

5合目ブース後  便用済みチリ紙30個ほど

9:30  6合目着。休み所にはガムの紙、飴の子袋など多い。

6合目トイレブース  中は割ときれいだった。戸がきちんと閉まらない。ブースの周りにチリ紙が落ちている。これは、トイレを持参しなかった人の使用後かな?その場合でも チリ紙を持ち帰るマナーが欲しい。

7合目10:00  割れたビンや古いビニール袋など半分土に埋まっているのを掘り起こしながら進む。踏みつけ後を辿るとやはり数個のチリ紙の塊がある。用意したパンフを配布する。「今日の船に乗るので手伝えなくて申し訳ない」と、言ってくれる人。5合目に私達がまとめて来たゴミを〈マナーが悪いと思ったそう〉持ち帰るつもりだったと言ってくれる人などあり、嬉しかった。

8合目長宮山  パークボランテァの腕章を見た人から、ここは第二見晴し台かと聞かれる。地図〈昭文社〉にはあるが、看板が無くて探していたとの事。長官山や、8合目の看板も見当たらず、登山者にとっては地図のみ頼りなので、何とかして欲しい。この事を環境省に伝えて欲しいと強い希望だった。《別のグループにも8合目はどこかと聞かれた。》帰路は目線が違うので 登りのときに見落としたゴミを拾いながらの下山となる。 トイレブース ここで私は携帯トイレの初体験をしてみる事にした。普通のトイレと同じような感じで、違和感なく使用できて驚いた。これは絶対にお勧め品だと確信する。

5合目  集めておいたゴミをまとめて記念撮影。その後リュックにまとめて背負う。ここを少し下った所の林の中で、便入り携帯トイレを発見する。雨を吸ってずっしりと重いが背負って持ち帰る。

甘露泉  梅田さんは東屋の周りにもゴミがあるはずと書いながら丁寧に拾い集める。さすが清掃登山の先輩だ。

17:00  登山口到着。無事終了する。

 初めての清掃登山でした。下ばかり見て歩いたせいか、久々の登山のせいか、8合目付近でギブアップ。後はゆっくりパンフを配りながらの活動となり、体力の無さを痛感しました。来年までに鍛えなおして頂上を目指すことを心に誓いました。山が清掃登山を喜んで、最高の天気をプレゼントしてくれたような気がして、利尻山も良いとこがあるじやないかと思いました。
 梅田さんより、昨年より古いごみが多いのは帰路目線と違って登山目線の方がゆっくりとゴミを探すことが出来た事や、年々少なくなったゴミの話などを聞きました。そして行動すること、啓蒙する事の大切さを痛感すると同時に、山がきれいならゴミを置いてゆく人もいなくなるのだとの思いを新たにしました。
 最後にそれぞれのペースに合わせ2チームに分かれたことは良かったと思いました。


DUM