(調査日:2016.7.26)
報告:風の便り工房 佐藤文彦
(写真1) | テン場からの避難小屋。ほんとに外見は良く見えるいい小屋だし、この小高い小屋の立ち位置は大雪の希少種、固有種等の高山植物等の植生地だ。私はこの地形や白雲岳頂上のアースハンモック、高根ケ原の周氷河地形などからこの丘はひょっとしてモレーンの堆積物じゃないかと勝手に想像している |
(写真2) | テン場と水場の残雪。白雲の小屋の管理人の行き届いた管理により、小屋は勿論トイレ、テン場、水場も清潔感が出ていつ来ても周りの環境を含めていい小屋の一つに挙げられる。が、小屋自体の状態は外部はまぁよくみえるが、内部的にはそろそろ老朽化が進んできている箇所が散見できる。 |
(写真3) | 白雲岳避難小屋のトイレ(2室) |
(写真4) | トイレの佇まいも外から見ても、内部もよく清掃が行き届いている。左側の屋根から降りているパイプと受けているポリタンは清掃用の雨水利用のこれも管理人が工夫して作った。 |
(写真5) | 白雲岳テン場の水場。上部にあるエゾノリュウキンカの花が清流感を演出して気持ちが良い。雪解け水なのでシーズン中に溶けてしまったことは過去に数回あるが、ほとんどは残っている。参考までに残雪が無くなった時は、登山口やVC,RW等で登山者に周知する。 |
(写真6) | 白雲岳避難小屋の水源地 |
(写真7) | EM菌を使っていること。トイレ紙は便槽に捨てないことを掲示してある。 |
(写真8) | 山のトイレを考える会で掲示した「ゴミを捨てない」「トイレ紙も持ち帰る」注意喚起の掲示。 |
(写真9) | トイレ内部は、いつも良く清掃されていてきれいなトイレになっている。管理人がいるといないとの違いが良く出ている。清潔なトイレは使用者もマナーを守ってきれいに使うモデルともいえる。 |
(写真10) | トレペを使用しないルールが浸透し、便槽内部は紙が見当たらない。もしあった場合は管理人が回収して、次のトイレ使用者がトレペをおとさないようにするとのことであった。 |
(写真11) | トイレ紙が落ちていれば、管理人さんが全て拾っている。 |
(写真12) | 便槽内部、裏側に溜められていた登山者の投棄ゴミ類は、昨シーズンに管理者によって回収され網袋で纏められ、人目に付かない所に設置され風雨に晒して乾燥と臭気抜きを重ねた。 |