これが登山者のモラルの実態?!
山のトイレ汲み取りの写真

 ヒサゴ沼避難小屋のトイレは、平成13年度に糞尿をヘリで搬出しました。その時の写真です。見てください、まるでトイレがゴミ捨て場と化しています。悲しい!洗剤の容器、ビニール袋、テッシュの袋、生理用品などがびっしり。これらは一部の心無い人が捨てたものと思われますが‥‥。信じたくありませんが、これは事実です。この事実を知って欲しくて、ホームページに掲載しました。でも弱音を吐くことはできません。私たち登山者は、一人一人が自分自身の問題として捉え、マナーを守って山に登りましょう。山にゴミは捨てないことは勿論、落ちていたら拾おう!もしトイレを誤って汚したら自分で拭いて綺麗にしよう!トイレが汚れていたら清掃しょう!北海道の山をいつまでも綺麗にしょう!



沼の水をポンプで送り、鉄のヘラ(電球左の棒)・熊手で底を削り、掻き混ぜる。人の直下は硬く山型に盛り上っているのが感じられる。最初は緑黄色?で便の匂いが強いのですが、次第に底部が融けてきたことを示す黒色に変わり、ドブの匂いがしてきます。浮遊物のアップです。コンビニ袋と生理用品の白が目につきます。洗剤の容器、下着や薬、地図や杖、空き瓶、吸殻などがびっしり。虫の死骸らしいものも多数浮いている。

サンクションホースで沼際裸地のタンクに送ります。このトイレはご存知のとおり汲み取り口はありません。汚水ポインプ。難分解のプラスチックが何度も詰まり、そのたびに吸入口にフックを差し込んで慎重に引き出します。プロは作業を極めてゆっくり行い、その忍耐こそが特殊技術かもしれません。それでも何かの拍子に飛沫が散ります。次第に吸い込みが悪くなり、1台はついに故障

詰まったもの詰まりそうなものは、摘み上げて作業をした。運び出した量は「トン袋」といわれるフレキシブルコンテナ1/3くらい。そのため作業はゴミの無いトイレの約5倍の時間と労力を要した。糞尿をプラスチック製のタンクに入れヘリで運ぶ