2025美瑛富士点検パトロール実施報告


(第1回) 山のトイレを考える会

 実施日:2025年6月27日(金) 参加者数:2名。 実施報告書(pdfファイル)

携帯トイレブース冬囲い外しにあわせて実施(2025.6.27)


(第2回) 大雪山国立公園パークボランティア連絡会

 実施日:2025年7月6日(日) 参加者数:7名。 実施報告書(pdfファイル)

パークボランティアと環境省の皆さまお疲れ様でした

周辺の汚物は、テント場近くに上から石をかぶせわからないようにしてあり、ティッシュは残されていなかった。携帯トイレブースがあるのに使用しないのは、持参していない、ブースまで我慢できない、携帯トイレを使うのが面倒くさい、自然に分解するから良いと考える等いろいろな理由が考えられるが、具体的な対策を今後も考えていきたいと思う。(報告:澤村祐子さん)


(第3回) 札幌山岳連盟

 実施日:2025年7月20日(日) 参加者数:9名。 実施報告書(pdfファイル)

雨の中、登山口まで行って活動を中止。回収ボックスの点検をしました

登山口に7時45分に到着。雨が強く降っていたので駐車場で待機。8時10分頃下山者が駐車場に到着。山の様子を伺うと駐車場を4時に出発し、避難小屋に向かったが足元も悪く、風も強かったので天然庭園で登頂を断念したのことでした。今後の天気予報と雲の動きをネットで確認すると15時頃まで風雨が続くとの予報のため登頂を断念し、白金温泉駐車場の携帯トイレ回収ボックスの点検だけを行い、今回の活動を中止しました(報告:佐川正人さん)


(第4回) 日本山岳会北海道支部

 実施日:2025年7月28日(月) 参加者数:5名。 実施報告書(pdfファイル)

前日も当日もほとんど雨の中での作業、大変お疲れ様でした

ティッシュの回収
小屋内部天井の合板表面はがれていた

活動に合わせオプタテシケ山登山も実施。27日入山時は曇りだったが、森林限界を越えてから降雨となり、点検清掃活動は28日に実施した。参加メンバー5名のうち3名が28日午前に小屋からオプタテシケ山をピストンする。登山道では排泄物、ティッシュ、ゴミなどは見当たらず。27日の小屋利用者は支部メンバー5人以外2人、テント利用者1人。降雨のため小屋から下の登山道は泥濘と笹やハイマツがかぶり非常に歩きづらく難渋した。早急な登山道整備の必要性を感じた。2週連続で週末が悪天候のため入山者が少なくトイレや野営地も利用者が少なかったと思われ、その分汚れ等も無かったようだ(報告:藤木俊三さん)


(第5回) 北海道山岳・スポーツクライミング連盟

 実施日:2025年8月10日(日) 参加者数:8名。 実施報告書(pdfファイル)

大変お疲れ様でした
ガスがかかり気温も低かった

ビブスを着て活動
メッシュ床下に、ティッシュ、凝固剤袋欠片

前日までの雨の影響で登山道はドロドロでしたが、点検・清掃作業完了しました。避難小屋までは気温、湿度共に快適でしたが、作業中にはガスがかかり、気温も下がり休憩中は寒さを感じるほどでした。特に目立った汚れもなく綺麗に使用されていました。利用者に声かけをしてトイレ事情をお聞きしました。携帯トイレ持参がほとんどで、ブースを利用している方が多かったとの情報でした。不携帯の方にもお話を聞き、トイレは穴を掘ってしているとの声もありましたが、携帯トイレを携帯し、利用していただくことと、私たちの様な活動を知ってもらえるようお話しました。(報告:高杉有里さん)


(第6回) 道央地区勤労者山岳連盟

 実施日:2025年8月31日(日) 参加者数:16名。 実施報告書(pdfファイル)

道央地区勤労者山岳連盟の皆さま、降雨の中、ありがとうございます

ブース清掃先発グループの皆さま、お疲れ様でした!

ブース内の確認・清掃
ブース内でティッシュ回収

ブースのカウンター値“395”
携帯トイレのプラ袋回収

白金温泉の回収ボックス・空缶4個回収
白銀荘の回収ボックス

十勝岳望岳台の回収ボックス
十勝岳温泉の回収ボックス

ブースや小屋周辺は綺麗でした。小屋から上の標高が強風のため、小屋にはたくさんの避難者がいました。低温のため作業をしていても手がかじかんだ状況でした。(報告:山下敬子さん)


(第7回) 道北地区勤労者山岳連盟

 実施日:2025年9月7日(日) 参加者数:4名。 実施報告書(pdfファイル)

雨と強風の荒天の中での点検パトロール、ありがとうございました

9月7日朝の空模様

小屋内の清掃
空き缶6個回収

登山者のマナー向上と各山岳団体などの協力により、小屋とトイレブース周辺は、ほとんどゴミや汚れはありませんでした。私は前日より避難小屋に泊まりました。小屋の利用者は私と1パーティ3名。テントは2張。当日に来てくれた3名は雨の中来てもらって助かりました。外の掃除は雨風が強く実施できませんでしたが、前日に見回った時にはありませんでした。
(報告:大場智行さん)


(第8回) 北海道山岳ガイド協会

 実施日:2025年9月22日(月) 参加者数:2名。 実施報告書(pdfファイル)

北海道山岳ガイド協会さん、お疲れ様でした!

ブースに残置されていたタオル
使用済携帯トイレを回収

汚物とティッシュ
使用済携帯トイレ2個と先ほどのタオル

携帯トイレ回収ボックスが見当たらなかったため近くでちょうど清掃作業をしていた方に確認したところ、すでに撤去されたとのことでした。 (報告:水谷亮司さん)

(特記)9月25日、山のトイレを考える会で美瑛町に問い合わせしたところ、先日の暴風雨で回収ボックスが100mほど飛ばされ、捜索のうえ発見。現在は設置済みとのことでした。


(第9回) 山のトイレを考える会

 実施日:2025年10月5日(日) 参加者数:4名。 実施報告書(pdfファイル)
・ブースの冬囲いも実施。参加者:美瑛町2人。美瑛山岳会3人。環境省3人。合計12人

ブースの冬囲いと点検パトロール、お疲れ様でした

白金温泉公衆トイレ前の回収ボックス
新しい天板を運搬する環境省職員

冬囲い前の携帯トイレブース

ティッシュやゴミを回収
利用数カウンター値は480

通気口にスタイロホームを入れ込む
マニュアルにより順に作業

ブース天井保護用の天板を取り付ける
角にコーナクッシュンを取り付ける

雨漏り防止用ビニールを被せる
下部にブルーシートを巻きつけPPバンドで止める

ブルーシートを全体に被せる1
ブルーシートを全体に被せる2

ラチェットベルトとPPバンドで締める
ブースの冬囲い完了

初めて小屋前で解散式。怪我もなく全員が無事下山

本年度最終回となる携帯トイレブースの冬囲い作業と周辺の清掃活動は、やや秋晴れの穏やかな天候に恵まれ、作業も順調に進みました。登山道は整備(笹狩り)されていてとても歩きやすくなっていました。雪解けが年々早くなっているため、ブースの供用開始は 5 月下旬~6 月上旬が望ましいとの意見もあり、今後、関係機関と協議し決定していきます。今年も携帯トイレブースの維持管理にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。来年度も引き続き、点検パトロール・清掃活動・携帯トイレ普及活動などなど、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。(報告:磯部吉克)