~黒岳・銀泉台・高原温泉における取り組み~(その2)
2.大雪山国立公園におけるし尿処理問題
私は平成11年の4月に赴任してから、この森林保全活動に携わるようになりました。1年が経過して最も気になったのが、大雪山の山岳トイレの汚さでした。黒岳の石室のトイレは昭和45年に建てられたもので、地下浸透式でウジが大量に発生し便器にかがむと目も開けていられないほどの強烈なアンモニア臭がしました。そのため、登山者はトイレで用を足すよりは外で済ませた方がましと思ってか、トイレ周辺のハイマツやウラジロナナカマドの下でトイレを済ませ、使用したトイレットペーパーのかすが捨てられているのを見かけました。 |
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