美瑛富士避難小屋にトイレを設置する場合には、どのようなトイレが最適なのか、全国のバイオトイレの導入
事例、環境省が平成15年から実施している「山岳トイレ技術の実証試験事業」の公開情報等を参考に3年がかり
で検討してきました。特にバイオトイレが正常に稼動していない失敗事例から管理人がいない美瑛富士避難
小屋において、極力メンテナンスに稼動がかからないトイレは何か模索してきました。 |
(以下第10回フォーラム資料集の投稿文です)
1.案を提示するまでの経緯
第8回、第9回山のトイレフォーラム資料集で「美瑛富士避難小屋に似合うトイレ(私案)」を投稿させていただいた。その中で、管理人の居ない美瑛富士避難小屋に似合うトイレについて「固液分離・屎貯留ヘリ搬出・尿土壌処理方式」を提案した。 2.山のトイレを考える会案(Ver.1) 今回の提示案「固液分離・屎貯留ヘリ搬出・尿土壌処理方式」を別図に示す。第9回フォーラム資料集の私案からの変更点は次のとおりである。
(1)男性用小便器を1基、同室に入れた。 課題は尿の土壌処理である。土壌処理した尿を地中に浸透して問題ないのか、実際に国内で採用している山小屋トイレの水質調査データ等を参考に検討したい。多くの人の意見を反映した美瑛富士避難小屋に似合うトイレが、一日でも早く設置されることを切に願うものである。 仲俣善雄(山のトイレを考える会)
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