夕張岳ヒュッテのトイレを2016年秋から修繕を開始、2017年6月にリニューアル工事が終わりました。一部外装工事などが残っていますが、基本的な使用は出来ます。
(特徴1)
そば殻、おが粉を便槽のベース種材として使用しました。500リットルのローリータンクのおおよそ300リットル程をベース剤を充填しています。
バクテリアは好気性のものをヒュッテ管理人が適量散布して「撹拌」を行います。撹拌作業は1日1回ローリータンクにセットしてある撹拌棒により人力にて行います。便器は固液分離型便器を使用しています。洋式トイレの固液分離については手作りしています。液体(小便)については、専用のローリータンクに流れる仕組みです。
(特徴2)
トイレの照明設備はソーラー発電により蓄電された12Vバッテリーから100Vに変換をせず、12Vの電球にて24時間提供しています。
入口外側に1つ、和式・洋式の各個室に1つずつ設置しています。各ライトには同じく12V用の人感センサーユニットを装着していて、人体の存在を感知すると通電がされて点灯します。点灯はおおよそ2分間継続し、人感が無い場合消灯します。
(特徴3)
内装も大きく改良しました。通気性を良くするために網戸付きの小窓を各個室に1つずつ作りました。使用材の木肌の明るい色そのままで、古材の部分は白いボードを貼ったり、ペイントしたりします。壁や小窓には夕張岳に咲く花々の写真を入れてギャラリーぽくしています。入口ドアも新調し、入口を入った場所にも明かり取りの小窓を作っています。
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