山のトイレ問題の実態


トムラウシ山南沼野営地(2009年7月20日  報告・撮影 佐藤文彦氏)

 (有)風の便り工房の佐藤文彦です。7月20日に別件で仕事があり、トムラウシ短縮路経由で南沼野営地に泊まりロックガーデンまで行ってきました。泊まりの翌日、早朝出発の合間を縫ってトイレブースとその周辺をチェックしてきました。写真をご覧の通り周辺はあまりよい環境ではありませんでしたが、いつもよりはブースも汚れていなく、本当のトイレと間違って使用した形跡もありませんでした。問題はトイレドアが渋くて開閉が容易にできません。 今シーズン中に壊れる可能性もあるくらいと感じてきました。ウンコの跡は写真の場所では何とか紙を回収してきましたが、穴や裂け目が深く紙自体も全部は回収できませんでした。跡があるので上積されるかもしれません。 新しいウンコルートまでは時間がなく確認できずに来ましたが、そんなに延長しているようには見えませんでした。 中途半端な報告で申し訳ありませんが、とりあえず現時点の報告といたします。 野営地は例の事件(2009トムラウシ山遭難事故)の直後とあってかテントも我々も入れて4張、登山者もツアーが1パーティ、個人も20名前後に会っただけで、いつもよりは少ないと感じてきました。遭難された場所はバラバラでしたが、ご冥福を祈念しながらの山行でした。

トイレブースはがっちりと建っていましたが、裏側はトイレ道が顕著でした

便座も地面も誤使用の跡がなく綺麗でした
ブースドアの開閉が非常に渋く、
男性でも相当の力が必要でした

地面の割れ目に排泄した模様
岩の隙間に排泄したようです