フォーラムの案内 フォーラムのスナップ写真 フォーラム資料集の購入要領
平成28年3月12日(土)14時30分~17時30分
北海道立道民活動センター「かでる2・7」1040会議室 参加者:43名テーマ:「美瑛富士トイレ管理2年目の課題」
目 的:昨年初めて取り組んだ美瑛富士への携帯トイレシステムの試行実施の活動結果を踏まえ、 成果を分析、活動の反省により、課題の共有化を図り、2年目の活動につなげる。
《報告者一覧》 1.美瑛富士の携帯トイレシステムの試行的導入について ■環境省北海道地方環境事務所 岸田春香 ■美瑛富士トイレ管理連絡会のみなさま 2.携帯トイレの使用方法(実演)…山のトイレを考える会 伊吹省道 3.道内各地からの報告 ■羊蹄山の土壌処理方式トイレ…環境省北海道地方環境事務所 岸田春香 ■黒岳のバイオトイレの管理状況…上川総合振興局 佐藤公一 ■知床羅臼岳の携帯トイレ…知床山考舎 滝澤大徳 ■アポイ岳トイレの取り組み…アポイ岳ファンクラブ 坂下志朗 《資料集》全てpdfファイル(資料番号をクリックしてください) (注)資料集に掲載された寄稿等の著作権は著作者及び当会に帰属します。無断転載等は禁止します。 転載等の利用は著作者及び当会の承諾が必要です。 01.表紙(イラスト:ユウパリコザクラの会 河村健) 02.目次 03.巻頭言:第17回フォーラム開催にあたって 岩村和彦(山のトイレを考える会 代表) 04.2015年 山のトイレを考える会 活動報告 05.2015年 山のトイレデー活動報告・概要・感想 06.山のトイレを考える会ニュースレター NO.17 2016.1.19 07.美瑛富士・携帯トイレ導入1年目の活動報告 山のトイレを考える会 08.美瑛富士に携帯トイレシステムの試行的導入 岸田春香(環境省 東川自然保護官事務所) 09.携帯トイレを使ってみたいけど臭いが気になる方へ 伊吹省道(山のトイレを考える会) 10.2015年 利尻山山岳年報 佐藤雅彦(利尻町立博物館)・岡田伸也(㈱トレイルワークス)・三枝幸菜(環境省 稚内自然保護官事務所) 11.日高山脈の自然環境をどのように次世代に引き継ぐのか 高橋 健(日高山脈ファンクラブ事務局長) 12.H27黒岳トイレ運用状況及び今後の改善にあたっての検討事項 佐藤公一(北海道上川総合振興局環境生活課) 13.2015 北海道の山トイレの現状-地図調査から大雪山と他山域の山トイレ問題を考える- 佐藤文彦 (風の便り工房) 14.北海道 大雪山系等の登山者数の経年変化(H5~H27年) 佐藤文彦 (風の便り工房) 15.大雪山国立公園パークボランテイア連絡会の活動について 黒田 忠(大雪山国立公園パークボランテイア連絡会 会長) 16.平成27年度アポイ岳 山トイレの状況報告 坂下志朗(様似町商工観光課アポイ岳保全係長) 17.ユウパリコザクラの会と夕張岳ヒュッテ 河村 健(ユウパリコザクラの会) 18.羊蹄山避難小屋とトイレの利用について 北海道地方環境事務所国立公園課 19.磐梯山携帯トイレ ニ神紀彦(環境省 裏磐梯自然保護官事務所) 20.飯豊朝日連峰における登山道保全作業の官民協働活動 井上邦彦(NPO飯豊朝日を愛する会) 21.世界遺産・富士山の今 青木直子(認定NPO法人 富士山クラブ) 22.石槌山公衆トイレ休憩所の維持管理について 白石 崇(石鎚山トイレ問題検討委員会) 23.屋久島新高塚小屋TSSトイレ再稼働への過程 小原比呂志 (屋久島野外活動総合センター) 24.我がボランティア人生を振り返る 岩村和彦(山のトイレを考える会) 25.(前回)第16回山のトイレを考えるフォーラム記録 山のトイレを考える会 26.編集後記 小枝正人(山のトイレを考える会) 27.裏表紙
第17回山のトイレフォーラム記録(要旨)
■美瑛富士避難小屋の携帯トイレ ◯携帯トイレシステム試行実施の初年度は、北海道の山岳団体が携帯トイレブースの点検や清掃を分担して 8回実施。テント型ブースも強風で飛ばされることも無く、大きな問題もなく終わることができた。 ◯2016年も同じ体制でテント型ブースにより試行実施する。 ◯環境省のアンケート調査では、携帯トイレを持っていなかった人は7割。所持率の向上、利用を促す啓発 を更に推進する。 ◯考える会で携帯トイレ体験ツアーを「山の日」に計画している。 ■携帯トイレの使用方法 ◯完全に臭いを防止する介護用ポリ袋や携帯トイレの自作方法が紹介された。 ■黒岳バイオトイレ ◯2016年も昨年と同様、汲み取り作業を6回程度実施する。 ◯黒岳バイトイレの失敗を今後に生かすため、今まで通り実績データをオープンにする。 ■知床の携帯トイレ ◯銀冷水に2013年固定式携帯トイレブースが設置されたので使って欲しい。 ◯汚物やトイレ紙の散乱は減少しているがまだまだ。携帯トイレの所持率、使用率を上げる対策に取り組む。 ■羊蹄山避難小屋の土壌処理式トイレ ◯2014年から運用開始。2015年に屎尿の量が漸く稼働量に達し順調に働いている。 ◯便槽にトイレ紙は落とさないよう協力をお願いしたい。 ■アポイ岳の携帯トイレ ◯携帯トイレ利用を呼びかけてきて3シーズン経った。2016年も4月から5合目に携帯トイレブースを2基設置 する。 ◯知床同様、汚物やトイレ紙の散乱は減少傾向だが、啓発活動を一層推し進める。 ■白雲避難小屋の建替え計画 ◯建ててから40年が経過。2016年設計、2017年取り壊しと基礎工事、2018年建設、2019年供用開始の計画 で進めている。 ◯トイレは現状のままで建て替えない。 ■全 体 ◯一般登山者が山岳環境の改善に携わることができる仕組みを考えていく。
第17回山のトイレフォーラム記録(詳細)(Pdf)
|